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[hnc:2020] 花あるいは緑に 関するつれづれ



こんにちは、熊谷/東区です。
東区役所に来て、また、このMLに入って3月ほど経ちましたので
つれづれなるままに書いてみました。
レスあると嬉しいです。

東区に花トピア運動なるものがあり、花つくりによる街のうるおいというものを推進
しております。
これ自体は、全国ほとんどの自治体で推進されており何の変哲もなく、恵庭のガーデ
ニングなども有名だったりしますが。

土木行政では、何故かパンジーなどの原色系の花を街路枡に植えたがります。
これは住民が望んでいる状況なのでしょうか、すくなくとも土木はそう思っているよ
うです。
感性から言うと
北海道の小さな街を通るとわかりやすいのですが、街じゅう原色の花で被われてしま
うというのは、
非常に耐えがたい街の景観ではないでしょうか?落ち着かないというか、品がないと
いうか。

花から少し拡大して地域固有の植生その他を産業面から考えると
安易に全国同じ風景になってしまうことは、ますます地方の衰退を招きます。
観光産業 人がきて賑わうということは地域活性の重要な基本要素と考えられますが
人は何故旅に出るのでしょう、非日常的なものに触れたいのです。
 非日常的な街の景観、変った美味しい食べ物、自分達とは少し違う人々(文化)、
自然、、人々の過去の営みの跡
全国で北海道の人だけが髷を結っていれば世界から落ちてくる金は莫大でリッチな地
域になれるでしょう。
 これらは、現に当たり前にある人達には価値がわからないものなので、簡単に捨て
られていきます。
とある町内会役員関係者が「もっとモエレ沼の周り全体を綺麗に整備して欲しかった
のに。
自然保護系の人達の猛反対にあって、周りだけは元の植生を残されてしまった。」
モエレに行ってきました。風景としてのあそこの価値の一つは、
葦でしょうかびっしり生えていていつも強い風が吹いていて、これが風でわさわさし
ている様がダイナミックに見渡せることです。
そういう目で園内を見ると、なんかピラミッドみたいな山の1面に同じような草が植
えられていて同じようにわさわさしてました。
なんでこんな風の強いところに晒しの競技場を設計したのか単なるオブジェマンなの
かイサムノグチ氏は
と思ってましたが、さすがにここは取り入れていたのかと感心したものです。

芸術面で考えると、ゴッホのヒマワリよろしく、オリジナリティの原点の大切な要素
の一つに幼少の時に見た景色・色でしょう。
全国同じ景色になってしまうと台無しですね。情操教育上もまずいです。

と思っていたら、東の土木で、まだまだ稚拙ですけど環状通東駅付近の中央分離帯に
北海道の草花を植えているんですって
皆さん知ってました?
苗穂川にガマの穂あるの皆さん知ってました?