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[hnc:1422] 穂高登頂!
浦田です。
お久しぶりです。
念願の穂高、登って来ました!
この度の山は、さすがにちょっと違いました。
北穂、奥穂、前穂 と欲張って、穂高連峰をテント泊しながら
縦走して来ました。
一昨日降りて来ましたが、昨日は筋肉痛でロボット状態、
今日は鼻の頭の皮が剥がれ始めています。(日焼け)
足は、身に覚えがないのに、アザだらけです。
結果的には全員無事で戻れたんですが、一人未熟な人が力尽きて
ザイル、ハーネスといった装備を使って降りて来ました。
目の前には救難ヘリが旋回してたり(無関係ですが)と
物々しい場面もあり、落ちたら死ぬしかないような岩場の連続でしたが
無事帰って来れてホッとしてます。
まずいつも思うんですが、下界のチマチマしたことが
ドーデモ良く思えるのは、いつにも増してありました。
この度は、日本は広いんだなぁ~というより
地球はデカイんだ、というようなスケールの思いでした。
3000m近い山々だけが頭を出している雲海の、そのまた上から
覗き込むという感じです。
地球が感じられました。
ブッシュさんとラディンさんも、一緒にザイル繋いで登ればいいのに
と思ったものです。
懸念してた体力ですが、真夏のコソトレが効いたのか
意外に平気でした。
3日目ともなると、15�の荷物も、何も背負ってないような
錯覚すらありました。
垂直の岩盤も、鎖を伝ってスイスイ登り、まるで猿飛びのよう。。。
手を放したらヤバイような場所でも、後ろからシャッターの気配を感じると
四つん這いになりながらも、振り向いて「V」! してました。
山ザルのDNAが蘇ったのでしょうか。
とは言え、上高地に辿り着いた時は、もう満腹!当分穂高はいい、
と思っていたのに、今日辺りからもうムズムズ。
来年は、目の前に見た「槍」に行くゾ!と誓ってます。
今回の教訓
テント場の瓦礫が背中に響き、眠れませんでしたが
三段腹のオバサン達には、そういうことは無かったそうです。
が、彼女達は、ソレが邪魔して岩盤が登り難かったそうです。
どっちもいっぱしのアルピニストには程遠いです。
今回の結果に過信せず、今後も慎重さを忘れず、
末永く続けて行こうと思っています。
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浦田千尋(urata chihiro)
chihiro@bf.mbn.or.jp